信用情報の確認は必須

借り換えを行うときにも審査は行われます。今ある借金を全額別のところで借りなおすのですから、それも当然と言えるでしょう。最低でも一度は審査の経験があるので、情報の入力や必要書類の収集もある程度心得ているため、精神的にも少し余裕ができているかもしれません。しかし、すでに借り入れているがゆえに細心の注意を払わなくてはならない項目があります。それは何でしょうか？細心の注意を払わなくてはならないもの、それは個人信用情報機関に登録されている情報です。信用情報には今までの借入履歴やクレジットヒストリーなどが記録されています。利用している金融機関、金額、返済履歴、ブラック情報など、今までどのように利用し、返済を行ってきたかが一目瞭然なのです。借り換えのときには、この信用情報は特に重要視されます。申し込み者の返済能力を計ると同時に信用できるかどうかも確認することができます。一度も返済を遅らせることなく支払っていれば評価は高くなるでしょう。逆に返済の延滞が記録として残っていると、借り換えには応じてもらえません。延滞が記録として残っているということは何度も支払いを遅らせていたことの証です。つまり返済意識が低く、信用に足る人物ではないと判断されるのです。借金の返済だけでなく、分割払いで買い物した場合にも注意が必要です。分割払いは自分で支払っているように見えるため油断しがちですが、実際はクレジット会社が購入者の代わりに一括で商品の代金を支払い、購入者はその代金をクレジット会社に支払っているのです。つまり間接的に借金をしている状態なのです。そのため支払いが遅れると信用情報にブラック情報として記録が残ります。もちろん審査に大きく影響するので、大きな買い物をしたときは支払いが遅れないようにすべきです。個人信用情報に傷つまりブラック情報が記録されないよう、普段から返済や支払いには気を配るようにしましょう。すでに借入があり、返済に困っているということはそれだけブラック情報が登録されるリスクが高いということです。返済できなくなったら借り換えればいいやという考え方はまず通用しません。返済や支払いはきちんと行ってきたけど一応確認しておきたいという方は、個人信用情報機関に情報の開示を求めることができます。開示手数料は500円か1000円と有料ではありますが、情報はパソコンやスマートフォン、郵送などで送ってもらうことができます。借り換え前に自分の状態に問題がないか、きちんと把握しておくとよいでしょう。